パートナーは頼りになる人がいい
結婚相手は大人な人がいい
面倒見のいい人が好き
たとえばこんな風に思うのは悪いことじゃありません。
でもパートナーに求める条件を挙げるときに、「お父さんみたいな人」を過剰に意識してしまうと、ちょっと問題かもしれませんね。
「あの人が忘れられない!」「どうしてもあの人がいい!」というあなたは、もしかしたら無意識に相手に「親」を求めてしまっているのかもしれません。
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パートナーは親じゃない
当たり前のことですが、パートナーは対等な存在であって、親でもベビーシッターでもありません。
なのでパートナーに「親」を求めてしまうと、当然のように相手との関係性がおかしくなるんですね。
確かに自分の異性のベースは父親になる場合が多いので、恋愛における親の影響は大きいです。
でも、パートナーはあくまでパートナー。
付き合っているときはもちろん、結婚するとなるとなおさら気をつけなければいけません。
中には「ついつい彼と父親を比較してしまう」という人もいるのかもしれません。
でも本来は、彼と父親を比べる必要なんてないわけです。
でもね、つい比較したくなっちゃう気持ちもわかりますよ。
お父さんと仲が良かったり、尊敬したりしていたらなおさらね。
大好きなお父さんの代わりを探していませんか?
彼がすごく幼く見えたり、頼りなく思えたりしてしまったことはありませんか。
そんな人は無意識にあなたの父親と彼を比較してしまっているのかもしれません。
「父親はすごくしっかりしていた人」「父親をすごく尊敬している人」にそんな傾向が現れます。
つまり
お父さんはあんなに色んなことができたのに……
どうしてあなたはこんなこともできないの?
お父さんみたいに私を愛してよ!
という具合。
でも、何歳も離れている相手(父親)と比べられてしまうのは、彼が気の毒だと思いませんか?
もっとも、年齢に関係なく人と人を比較するのはちょっと違うかなという感じなんですけどね。
だって別の人間なんだから。
父親が嫌いだった場合でも代わりを求めてしまうことがある
また逆に、「父親が嫌いだった」「父親がそれはもうひどい人だった」「父は自分に無関心だった」という場合でも、父親の代わりを求めてしまうケースがあります。
この場合は、「父親のようなダメ男」を、父親に見立てて愛してもらおうとしたりしてしまうんですね。
それは、例えダメな父親であっても「もっとお父さんに愛してほしかった」「自分を見てほしかった」という思いが、心のどこかにあるから。
父親からもらえなかった愛情を、代わりにパートナーからもらおうとしてしまうんです。
なぜか、シッカリしている人・平凡な人とうまくいかない人にこういった家庭環境で育っていたりします。
さらには、このことに無自覚だと、相手がたとえ素晴らしい人だったとしても、無意識に相手をダメ男にしようとしてしまうことも。
なぜかっていうと、彼がダメ男であってくれないと父親の代役を果たすことができないから。
どうしてあなたはダメ男じゃないの?
それじゃあお父さんの代わりにならないじゃない!
素敵なあなたなんてお父さんと全然違う!素敵すぎる!最低ッ!
あいたたたた・・・・。
こうなってしまったらちょっと、悲しいですね。
立派な相手を無意識に否定してしまうんですから。
さて、こんな風になってしまわないためには、どうすればよいのでしょうか。
パートナーはパートナー。それをしっかり自覚しよう
答えはシンプル。
「パートナーはパートナーであり、親じゃない」ということをきちんと自覚することです。
これは相手探しをしているときはもちろん、恋人同士になってからもです。
「もしかしたらパートナーに親を求めていたかもしれない」「父親と比較していたかもしれない」と少しでも思ったのなら、一度しっかりとパートナーと向き合うようにしてみてください。(というか自分と向き合うんですけどね。)
あなただって、他の誰かと比較されたら悲しいじゃないですか。
だから、あなたも彼をほかの人と比べるのはやめなくちゃ。
パートナーを一人の人間としてしっかりと見てあげることが、やっぱり一番大切なこと。
相手と目を合わせて、しっかり自分に合った人を探していきましょう。
「お父さんみたいな人と結婚したい」
子どもの頃はそんな風に夢見ていたかもしれないね。
でもそろそろ、子どもの夢から卒業しよう。
彼は彼。
よく見てごらん。
ほら。
彼は、お父さんじゃなかったよ。
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