雲の3。アイスオレーションの意味
「悲しみとしっかり向き合い悲しみで表現しましょう」。カードのメインの意味です。
氷の中でガチガチになっている人物。
涙によってその氷を溶かしています。その涙にはとっても価値があるということを教えてくれています。
ところで「ICE-OLATION」という意味がよくわからない名称。
カードとしては「悲しみとしっかり向き合い悲しみで表現しましょう」と暗示しています。
いやOLATIONってなんだよ。
そして「(アイスオレーション)」という説明になってなさ。
Isolation(アイソレーション。分離、独立、絶縁)をモジってるのかなあ。。
それって無理して強がっている?
これが出る時って絵柄の割に深刻じゃないことが多いです。
ご安心ください。
というよりも「悲しめていない」ということが問題だったりします。
世間では何かと
- 「笑顔でいましょう」
- 「ハッピーでいましょう」
- 「細かいことは気にしないでいきましょう」
とキラキラポジティブの押し売りを見るのですが、、、違うー!!
いや、それは素晴らしい事なんですよ。
「悲しい気持ちのときに、明るい曲を聞くように頑張ったら、余計に悲しくなった」という経験はありませんか?
あるいは、「悲しい時に悲しい曲を聞いたら、翌日スッキリ目覚められた」なんてことありませんか?
そう。
まずは「悲しい」の感情をしっかり消化させないといけないんです。
「悲しいと感じた出来事」をなかったことにして目を背けてしまうと、それはずーーーっと心の中に残り続けます。
- 他の人に「そんなの気にすることないよ」と言ってもらえたり・・・。
- 被害者じゃなかったかのように自分の気持ちをすり替えたり・・・。
- 悲しいことではなく面白かったことと笑って自分をごまかしたり・・・。
どれも一見 素敵なようで、実は心にとっては良くなかったりするんですね。
この「ICE-OLATION」はそういったことを教えてくれます。
でも当人に「何か悲しいことはありましたか?」と質問しても
「いや、特にはないです」
という答えが返ってくることがよくあります。
そういう時はそのままセッションを進めます。
何かと何かが繋がって、あるとき急に記憶の扉が開くんですね。
カードの絵柄のようにボロボロ泣かれる方もいます。
そんなときはこちらも止めずに泣いてもらいます。
涙を流すことだけが悲しみの表現ではないですが、とにかくとことん悲しんでください。
その気持ちさえ消化すればセッションが終わるころには、長くても3日もしたら明るい気持ちになっていきます。
無理に強がらなくていいよ。
DV彼氏に共依存関係になってしまい離れたくても離れられていない女の子。
「母がムチャクチャで、父と喧嘩したとき、家に灯油を撒いて火をつけたことがあるんです」
そう語る彼女はこう続けました。
「そんな両親に育てられましたが今は感謝してますー。」
うーん・・・。
ほんとか?
口ではどう言っていたとしても(顕在意識)、今 現実に起きていることが事実です(潜在意識が反映されます)。