「私もタロット占いをやってみたいけど占い師って霊感や特別な能力を持った人だけがなれる職業なのかな?」
でも実際はそんなに気にする必要ないんですよ。
僕は正確にはセラピストですが占い師さんからのセッションの依頼はかなりあります。
となると別に特別なお仕事でもないと考えています。(占い師になる人=すごいと神格化しすぎている気がします)
ということで今回は占い師に向いている人、向いてない人を解説していきます。
占い師になる人ってどんな素質を持ってるの?
あなたはひょっとすると占い師に向いていると言われたことがあるかもしれません。
こんなお話があります。
作家・村上龍さんは自身のお仕事を「人に残された最後の職業」と言っているんですね。
服役囚でも、入院患者でも、死刑囚でも、亡命者でも、犯罪者でも、引きこもりでも、ホームレスでもできる仕事は作家しかない。作家の条件とはただ1つ、社会に対し、あるいは特定の誰かに対し、伝える必要と価値のある情報を持っているかどうかだ。伝える必要と価値のある情報を持っていて、もう残された生き方は作家しかない、そう思ったときに、作家になればいい。
僕の感覚ではセラピスト・カウンセラー・占い師になる人もそんな感じです。
いろいろ悩んだ、苦労してきた、マイノリティーだ、、、それらが生かせる仕事だよなあと。
それだけ相手に寄り添ってあげることができますから。これ以上の素質はありません。
相手の気持ちを考えてあげられる素質に比べたら占い師に向いている手相と言われるスピリチュアル十字があるとか、ソロモンの環があるとかはどうでもいいことかと思います。
だからどういう人が占い師になれる人かと言われると極端な話、どんな人でも向いています。
セラピスト、タロット占い師に向いている職業もありません。
ただし僕がクライアントさんから結構聞くのが「占い師側からたっぷり愚痴を聞かされた」というもの。笑
こっちが相談してるのに、自分の愚痴や苦労話を延々と聞かされたという話は珍しくありません。
「私もつらい経験をしたから大丈夫!」っていうのじゃなくて本気で愚痴を聞かされたそうな。
これは論外ですよね。
それから「セッション前にしんどい気持ちになる」という占い師も少なくありません。
クライアントさんの悩みを聞いてつらい感情をもらってしまったり、悩み相談にプレッシャーを感じたり。
自分自身の癒しが終わっていない人はまだやらない方が良いかもしれませんね。
占い師とクライアントさんでお互い依存的な関係になってしまいます。
占い師に向いていない人?
でもつくづく思うのは、ツール(タロット占い、手相、ホロスコープ、霊感など)、やり方、素質じゃなくて「あり方」が一番大事です。
こんな話があります。
二人の男がレンガを積み上げています。
その様子を見て「何をしているんですか?」と尋ねたところ、Aの男は
と答え、Bの男は
と答えました。
想像してみてください。
どう考えたってBさんの方がイキイキしていますよね。
そこに集まる人たちが心のよりどころにしているところを考えてお仕事をしています。
占い師に向いていると言われたからではなく、本人が意義、やりがい、使命感に溢れていますよね。素敵です。
占い師になれる人かどうかなんて簡単です。占い会社に応募すればいいんです。
歩合制なので即採用、明日からタロット占い師ですよ。
ただし占い会社ってマニュアルがあって「クライアントの悩みを解決してはいけない」なんて書かれているそうで。
それは自立を促すためとかそういうことじゃなくて、”解決してしまったら依存してくれなくなるから”なんですね。
復縁や片思いの相談に対して「あの人はあなたのことを思ってくれてるわよ」という具合にひっぱり続けられるかを求められるそうです。
なんじゃそりゃって話ですよね。(全部の会社ではないでしょうが)
いや、クライアントさんがそういうニーズで来てるんだから市場原理としては別にいいんでしょうけど。
そういう占い師もいたらいいと思います。ただ僕は「根本改善をしてあげたいな」ってそれだけのお話。
でもさっきのレンガの話じゃないですが、「自分が食べていくために占う」のと「目の前の人を笑顔にさせて、周りから『なんだかキラキラしてて変わったね』って言われる人を作っている」のとでは全然違いますよね。
たぶん前者は占う側が苦しいんじゃないかな。
「なんか私無理に引っ張ってるなあ。。。」って。罪悪感を感じそうです。
そこでしんどくなる人は占い師に向いていない人なんでしょう。
ただその場合は会社を変えるかフリーランスでやればOKですね!
春ですねー!!たっぷり楽しんでください(*^^*) pic.twitter.com/AXaU0VokZh
— 占い・自己啓発で余計苦しむあなたのための心理セラピー|帽子のまーし。 (@boushinomarshi_) April 1, 2018
タロット占いに向いている人はこんな人
このあいだ『「振り回されない私」と「ワクワクする人生」をたのしくはぐくむ3カ月のサポートプログラム』に参加している女性と対面でお話しました。
「 このプログラムを受けてから付き合いや行動が変わった! 」と聞かせていただけてホントウに嬉しかったです。
その方は手を使わずに人の体調を整えるエネルギーワーク(なのかな?)を学んでいらっしゃいます。
体験させていただいたのですが、ものの5分で頭痛が軽減したんですよ。
もうびっくり。驚きです。
で、その方がこんな素敵なことを言ってたんです。
「 たとえばチャクラとかでも、ああしてもらって こうしてもらってって具合に、自分の人生を全部ヒーラーに任せるのってもったいない。 」
その女性とは
- 「 こういう考え方がありませんか? 」
- 「 じゃあこう変えてみましょう 」
- 「 その出来事はこう対処してみてください
という具合に【 あり方 】や【 目の前のストレスの対処法 】や 【 前向きさの扱い方 】をはぐくんでいます。
「 主体性を持つと、もっと毎日がワクワクでいっぱいになりますよ 」って。
彼女自身ヒーリングの力を持っていらっしゃるのに、そこにちゃんと価値を感じてくれてるのが本当に光栄です。
僕は「 自分が何もしなくてもオートマティックに進んでいくセッション 」に疑問があるんですよね。
「 潜在意識を掘り起こしてくれる 」とか「 エネルギーを与えてくれる 」とか「 タロットで未来予知してくれる 」とか。
僕としては「依存する人を作るんじゃなくて、最終的に自立して卒業してほしい」と考えています。
- 彼(や職場の人)に言いたいことが言えるようになって以前より仲良くなれました。
- 嫌われることがあっても冷静になれている自分がいて自分でもびっくりです。
- 以前のようなイライラにしたり傷つき方ではなくなりました。落ち込んだりしてもすぐ立ち直れまるようになりました。
こんな風に言っていただけると「やっててよかったな」と思えるわけです。
そして世の中をそういう人でいっぱいにしたいと考えています。
「発展途上国の人々に水を売るのか、井戸の掘り方を教えてあげるのか」というたとえがありますが、まさにそんな感じ。
「そんなことしたら水が売れなくなるじゃないか」と言われるかもしれません。
そしたらその次にお役に立てそうなものを汗水たらして開発し、提供するのみです。(浄水施設かな?)
となるとたとえばタロット占いに向いている人は、タロットというツールに固執しない人と言えるかもしれませんね。
そのために学び続けたり、腕を磨き続けたり、、、って何の仕事でもそうでしょ?
それが苦しいならやったらダメでしょ。それはお互いのために。自分も相手もしんどくなってしまいます。
占い師に向いてる人・向いていない人の違いとか、なれる人・なれない人とか、できる・できない………
知らん!!
早く動いた者がちです!!
誰でも最初は素人。最初の一歩を踏み出せるかです。
最初から信念を持っていてもいいし、やっているうちにそれが見つかります。
特にワクワクしないことがちょっとでもあると「楽しくないってことは向いてないんだ!」「頭が痛い。これじゃないってことか」ってすぐに判断する人が多い!
それは変化の手前で抵抗する気持ちが出てるだけの可能性が高いです。
自分にばっかり矢印向けてないで。みんながあなたを待っていますよ(*^^*)
占い師になれる人は相手のことを想える人
というわけで占い師に向いてるかどうかを気にすることは意味がありません。重要なことは
- どんな人でも向いてる。でもネガティブな感情をため込まない人・ちゃんと昇華できている人
- 環境が大事。そこでやりがいを感じられているかどうか
- 発展し成長し続ける氣持ちがある人。それだけ好きかどうか
- 占い師になる素質、占い師に向いている手相よりとにかくやってみることができる人
です。
「私はタロット占いに向いている人です!」って自己申告してください。
素敵な占い師・セラピストが増えて、世界中の人が深刻に悩まないようになることを願って。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございました(*^^*)