サッカーってルールを知っているとより楽しめますよね。
「ボールを手で持ってゴールまで走ればいいじゃん」なんてゲスの極みですよ。
タロット占いもルール(大原則)を知れば面白さが倍増するのではないでしょうか。
- タロット占いって当たるの?なぜ?
- どうして大事な決断をタロットで決めちゃうの?(←「ボールを手で持ってゴールまで走ればいいじゃん」)
- 相手の気持ちまでわかるのはなぜ?
- 潜在意識とはどう関わりがあるの?
このあたりのメカニズムを、潜在意識をホワイトニングするタロット鑑定をしている僕が わかりやすくまとめて解説しました。
あなたは信じる?信じない?
「スピリチュアルはちょっと…」という人も楽しめるので、食わず嫌いせず ぜひ読んでみてください!
もくじ(ジャンプできます)
タロット占いは「潜在意識にアクセスできる儀式」
心理学者のフロイトは、人の意識を氷山の図で例えました。↓
普通に自覚できる「顕在意識(けんざいいしき)」は海面からピョコッと出ている部分。
これは人の意識の10パーセント以下にすぎません。
残りの部分は自分の心の奥底にあり、認識することができない「潜在意識」といいます。
この理論は弟子のユングによってさらに発展していきます。(フロイトとユングは、アドラーと並んで心理学の三大巨匠といわれています)
昔から「タロットカードは左手で引くもの」とされていることが多く、僕も師匠から禅タロットは左手で引くように教わりました。
左手は直観(右脳)に繋がっている手なので、思考を介在しない事象がそこに表れるとのこと。
なのですご~く簡単に言えば、タロット占いとは潜在意識の中から
- 「既に知っているんだけど認識できていない事実」
- 「既に知っているんだけどまだ認識できていない未来」
を目の前に顕在化させる儀式というわけです。
占い師の中にはカードを神格化していて、クライアントさんには絶対にカードを触らせないという人も。
「じゃあなんで潜在意識を顕在化させられるの?」の回答は、共鳴現象が起きるからです。(※後述します)
ちなみに潜在意識が前世と来世につながっている根拠は?
これはハッキリ言って確認のしようがありません。
じゃあユングはどうしてそう言ったのかというと、実はユングは霊能者の家系に生まれています。
幻覚を通してヨーロッパの未来を予知をしていたそうです。
つまりユング自身がスピ系の人だったんですね。
なお精神科医の権威・名越康文さんは、「精神疾患という意味ではなく、僕たちには見えないものが見えてると認めざるをえない人は正直、いる」と発言しています。
不思議の世界は、科学の遥か先を走っているのかも知れませんね。
タロット占いで大事な決断をしていい理由
「タロット占いで大事な決断をするのはどうなの?」という声があります。
というかそっちの方が大多数でしょうし、100%占いに委ねたり、ネットの無料占いを過剰に利用するのは僕もどうかと思います。
でもここでは「占いで大事な決断をする」ことの正当性を挙げてみましょう。
たとえば「この会社を辞めようか、続けようか」をテーマに鑑定するとします。
実は、決断の答えはすでに自分の中にあるのですが、これも潜在意識の中にあるため、本人がそれに気づくことはできません。
なので、その答えを浮かび上がらせるためにタロットを使います。
「あー、言われてみれば確かに!」と感じられる結果によって、気持ちが確信に変わればAの決断をします。
Bを促す結果が当たってないと感じれば「そうなのかなぁ」または「そんな馬鹿な」となり、やはりAの決断をします。
これなら信じる信じないはあまり関係ないですよね。自分を知るのに非常に便利なツールであることがわかります。
ちなみに僕の鑑定のようにタロットをブレインストーミングの道具として使ってみると、本当に便利なことがわかりますよ。
タロットで相手の気持ちはなぜわかる?
ではどうしてタロットで好きな人や相手の気持ちがわかるのでしょうか。
タロット占いは「自分が既に知っていることを表層化させる儀式」でしたよね?
実は彼の本音もあなたは既に知ってるんです。
これは全員の意識は、潜在意識よりも深いところで繋がっているという「集合的無意識」のお話になります。
ユングは、「人々の意識は、集合的無意識の中で交流している」と説明しています。
どんどんスピリチュアルな話になっていきますが、一旦、固定観念を外して聞いてくださいね。
図にするとこんな感じ。↓
AさんもBさんもCさんも別々に生きているけど、繋がっている共通の意識があるという解釈です。
禅タロットセラピーを受けたあるお客さんから聞いたお話です。
3姉妹であるその方は毎朝、昨夜の夢の内容を姉妹で語り合っていたそうで、それが全く同じ内容の夢だったそうです。
↑の図に対して「まさにあんな感じです」とお教えてくれました。
映画だと「インセプション」が集合的無意識を描いています。(引き寄せの法則が盛り込まれた「インターステラ―」もノーラン監督作なんですよね。おそるべし…)
なお発見者のユングは動物が同じ行動をしているところに着目したようです。
- どの猫も前足にツバをつけて顏を洗っている
- アリが誰に教わった訳でもなく女王アリのために忠を尽くしている
- 人間はどの文明でも太陽を神と崇めている
「なんか知らんけど同じことしてるやん」「本能とかじゃなく大きい何かで繋がってるやん」と解釈したんですね。
確かに「道路とロード」「邪魔とジャマー」「サン(太陽)と燦燦(さんさん)」など、なんで国が違うのに言語感覚が同じなんだろって思ったことはありませんか?
絵画で描かれるシンボルや曼荼羅、スポーツや映画の感動…共通観念がそこにも見え隠れします。(=元型)
そういったことをユングは「人々の意識は、集合的無意識の中で交流しているから」としたわけです。
と、いった理由で「あなた自身、既に彼の気持ちも心の奥では知っている」ことになるんですね。
一旦おさらいすると、潜在意識は
- 自分も知らない自分がそこにある
- 過去・未来(前世・来世含む)がどうなのかもそこにある
- 他者の気持ちもそこにある
ので、それを浮かび上がらせるツールが「タロットカード」というワケですね。
とはいえ、相手の気持ちや未来を知ることが重要かと言われると「重要ではない」と僕は考えています。
「タロット占いで彼の気持ちや『復縁できない!』などがハッキリ出てしまいそうで怖い」という人は多いですが、僕のセッションでは それはないのでご安心くださいね。
タロットで同じカードが出るのは「潜在意識と共鳴しているから」
ここからさらにディープな話になります
タロットではカード展開していく上で
- よくカードを切ったはずなのに何度も同じカードが表れる
- 以前同じ質問をした時と、一緒のカードが出た
という現象が起きることは珍しくありません。
参照 3枚のカードが「辛かった過去」を話す機会を与えるために何度も出てきた話は この記事の後半にあります
タロットカードは大アルカナ、小アルカナ併せて78枚。(禅タロットは特別なカードがあるので79枚)
UNOみたいにダブっているカードはないのに、同じカードが出てくることに疑問を持つ人も多いでしょう。
これはフロイトの弟子のユングが提唱する「シンクロニシティ(意味ある偶然の一致)」という概念で説明されます。
タロットに限らず「シンクロニシティ」はもっと日常的なことなんです。
例を引用してみます。
例えば、誰かに電話をかけようと思ったときに偶然かかってくる、同時にメールを送り合う、街の雑踏の中に知り合いをみつけるなど
デジタル時計を見たら、11:11:11だった。
新しい仕事を始めようかと考えていた、まさにそのときに、偶然に望んだ仕事のお誘いをうけた。
知りたかった情報を電車の広告で偶然知り得たり、パッと開いた本のメッセージが問題解決への答えだったなど、偶然にしてはなかなか出来ているなぁと思うような出来事。
このシンクロニシティーは「共時性(きょうじせい)」「同時性」「同時発生」とも言うのですが、まさにそんな感じでしょ?
僕も岡山からきた人と同じ電車の 同じ車両の 目の前の席で落ち合ったり、「東京で講座ができたらなー」と思っていたら機会ができたりしました。
「帽子のまーし。さんが書いた記事が、ちょうど今 私が気にしていたことなんです」ってことも一回ぐらいあるでしょ?
シンクロニシティと言われるものの正体ですが、それは、「その人の意識の波動が、同じ意識に反応する現象」、つまり「共鳴現象」というものです。
はい、出ました。波動。笑
スピリチュアル界隈ではよく出てくるワードです。
もう訳がわからなくなってきたと思いますが、音叉(おんさ)の動画を見れば共鳴現象についてはわかるかなと。
引用元:共鳴
同じ周波数のものは互いに響き合うということですね。(「良い動画を見つけたな」と我ながら思う)
音も光も原子もエネルギーもみんな波・振動なので「波動」は大事な概念とされています。
日本のことわざである「類は友を呼ぶ」「噂をすれば陰」という現象もこの共鳴現象です。
「その人の潜在意識(波動)に合った出来事(波動)が起こる(共鳴しあう)」。
これをタロットカードのお話に置き換えると…
その人の潜在意識に合ったカードが目の前に表れるということです。
なので、あなたがピッと引こうが、迷って引こうが、選ばれるべくして選ばれたカードがそこに表れるんですね。
というわけなので、何度も同じカードが出るのは、それを強調しているからと考えるのが筋です。
ちなみにセッション中に大きい気付きがあれば、出るカードやスート(小アルカナの属性)がガラッと変わります。
これが不思議で面白いんです。是非 体験してみてほしいところ。
タロットに興味がある、受けたいと思っているけど躊躇している人は↓の記事を参考にしてみてください。
補足:引き寄せの法則にもシンクロニシティが関係している
「引き寄せの法則」も、このシンクロニシティ・共鳴現象の原理が当てはまります。
これには中谷美紀さんや道端ジェシカさんがかなり熱心なようで、団地出身から世界に羽ばたいたラッパーのKOHHさんも重要視されています。(←そして宇多田ヒカルさんやONE OK ROCK・Takaさんとのコラボに至る)
「引き寄せの法則」をもっと理屈っぽく解釈したい人はこっちで。↓
潜在意識のトリセツ。引き寄せの法則にも関わることだから使い方は義務教育で教えるべきレベル
タロット占いは偶然か必然か
さてさて「タロットカードはなぜ当たるのか」の根拠を書いていきましたが、ぶっちゃけ実際に引いてみたら「なにこれ、不思議?!」「また同じ結果!」って嫌でもわかります。
結構頑張って(笑)解説をしましたが、スピスピしてない僕が現にこうしてタロットにハマってますし。
初めて禅タロットをした時は、4枚引きを7回やって4回「THE FOOL(0)」を引きました。
これも面白い↓
1ヶ月ほど前ですが、別の流派の禅タロットを受けました。これだけ引いて赤色(行動)のカードでないのすごくないですか?理由がわかりました。 pic.twitter.com/XHYEoCJUQg
— 帽子のまーし。|復縁なら潜在意識ホワイトニング (@boushinomarshi_) November 7, 2016
「79枚中14枚入っている火のスートが20枚引いても出てこない」とか理屈抜きでビックリしますよ。
今回のお話が難しければ、「この世で起きること(=引いたときに出るタロットカード)に偶然はなく、全て必然」とだけおさえておけばいいと思います。
またカードが教えてくれるとはいえ、僕のセッションではお客さんとお話をしながらタロットリーディングをしていきます。
理由は、
- 「カード1枚1枚の意味」と「リーディング」はイコールにできるほど単純ではない
- 前向きさと主体性を持てるようなセッションを大切にしている
- 話すこと・気付くことによって潜在意識をホワイトニングできる
からです。
ですので僕の中では禅タロットは占いのツールでもあり、お喋りするためのツールという位置づけです。
それから、当たるからといって その未来が確定するわけではありません。
ときどき「タロットは"当たるからこそ"怖い」とおっしゃる方がいます。
でも占いっていうのは、願望を叶える手段・問題を回避する手段を探す(促す)ためにおこなうものです。
普通のタロットも禅タロットも面白いですよ! 是非是非いっしょに人生を変えていきましょう♪
あなたの幸せを取りもどすお手伝いができれば、僕にとって これ以上ない幸せです。
この記事がきっかけとなり、素敵なご縁はじめになれば嬉しい限りです。
鑑定に興味がある方はこちらからどうぞ↓
カードを4枚引く
— 帽子のまーし。|復縁なら潜在意識ホワイトニング (@boushinomarshi_) July 25, 2017
↓
その4枚を重ねて山に戻す
↓
よくシャッフルする
↓
さっきの4枚と同じ4枚が出る
なにこれ。笑
普段は出たカードは山にバラバラに戻していくんだけど、ごろごろしながらボーーッとやってみたら。。。重ねて山に戻したとはいえ「こんなことあるん?」って感じで目が醒めた。
— 帽子のまーし。|復縁なら潜在意識ホワイトニング (@boushinomarshi_) July 25, 2017
はじめまして~ 帽子のまーし。さん! 最近、動画のカードリーデイグ占いを知って良くするようになったんですが、いろんな人の、いろんなタイトルの占いをしてみると、対面占いでもないのにどれも自分の状況や今後の予想などがドンピシャ当たりまくりで!”カード占いってどうなってんの???”と思っていたところ、たまたま今日このブログを見つけて疑問が解けました!シンクロ~!自分の潜在意識とカードの波動が共鳴して結果が出てるんですね!!そうじゃないかと思ってたんですが、帽子のまーし。さんのわかり安い記事で”爆”納得しました!ありがとうございます♡他の記事もじっくり読んで学ばせていただきますね~ 頑張って下さ-い