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タロット・オラクルカードで自分を占ってはいけない?
タロットカードやオラクルカードで自分を占ってはいけない。そんな話を聞いたことはありますか?
結論からいうと注意点はあるものの(※後述)、別に問題はありません。
僕もタロットカードを使ってお仕事をしていますが、今でも時々自分を対象にカードを引きます。
なんなら初めたての頃は、毎日のように引くようにしていました。
僕が主催している講座でも、そのようにお伝えしています。
朝にカードを引いてその場であれこれ考えてもOK。帰ってから結果の答え合わせをするなんてのもいいですね。
そもそも「タロットで自分を占ってはいけない」と言われる理由や根拠は何なのでしょうか?
呪われるから? いいえ、違うんです。
タロットを使う僕が、中立な立場で何がタブーなのかを解説していきますね。
それから、自分で占って良い時や、人に占ってもらった方が良い場合、難しさ、大切なポイントもお伝えします。
その前に「タロット占いがどういう仕組みなのか」を知りたい方は以下の記事へ↓
タロットで自分を占うのは危険。タブーの理由は…
「タロットで自分を占うのはよくない理由がある」と仮定して考えてみましょう。
手軽にできるからこその問題が3つあります。
①不安に振り回されるから
たとえばこんなケース。
「タロットさん、午後に受けた試験の結果はどうでしょうか…?」
結果を早く知りたい気持ちはわかりますが、その答えは待っていれば合格発表の日は来ます。
「私の寿命は?」「彼の気持ちは?」「私の未来は?」もそう。
でも問題は別のところにあります。なんだかわかりますか?
そう、不安に振り回されすぎなんです。
いてもたってもいられなくなり、とりあえずの答えを知って安心せずにはいられない。
悪い結果が出ても、きっとほしい答えが出るまで何度もカードを引くことになるでしょう。
だから試験の合否ではなく、問題の本質はそちらです。
たとえ試験に受かった後でも、目の前の問題にぶつかるたびに不安に押しつぶされてしまいます。
それはシンドイですよね。
いつも僕が言っている「根本改善が大事」というお話です。
一時的な幸せではなく、すえ永い幸せを目指すと人生はもっとラクで楽しいものになります。
以下の記事では「引き寄せの法則」にも絡めながら、このお話を解説しています。(必読!)
②自分軸が育まれないから
同じく「試験の合否」で別の理由も考えてみましょう。
この時、待つこと以外にできることがあるとすれば、それが何かわかりますか?
それは、自己採点です。
今日出た問題を参考書片手に「どれくらい合っていたのか」「どういう間違いをしたのか」って振り返るわけですね。
そうすればタロットカードに頼らずとも、合否はある程度わかりますよね。
また「どういう間違いをしたのか」を復習できれば、次の試験にも役立ちます。
こうすることによって、あなたの中にデータ(知識)が蓄積されていくわけですね。
これは試験の合否に限ったお話ではありません。
振り返りや、仮設検証を通じて人は賢くなると僕は考えています。
「私はどうするべきですか?」「この株は買うべきですか?」とかもそうです。
データがあるほど物事は選びやすくなります。
また自分軸が育まれ、自信を持って生きられるようになれたら最高じゃないですか?
実は、人は問題って繰り返すようになっているんですね。
だから外側の問題ではなく、自分自身に目を向ける方がおトクなんですよ!
以下の記事で分かりやすく解説しました。
③自分で物事を決められなくなるから
そうやって自分軸が育まれないと、運任せ・他人任せの人生になってしまいます。
「何でも誰かに決めてもらいたい」って、確かにラクはラクかもしれませんね。
ですが他責思考や、依存的な自分になってしまい、何かにすがりつく人生になります。
「どちらの人と結婚すると良いですか?」「子どもを何の職業につかせればいいですか?」
占いのYouTubeチャンネルで、こういうことテーマにタロット占いしているのを見るとギョッとします。(僕は)
あなたの母親が「タロットで『子供は花屋さんになると良い』って言ってたから、あなたは花屋になるのよ」って言いだしたら、ちょっとイヤですよね。
あなたの人生の主役はあなたです。あなたが決めていいんです。
占ってはいけないこと(テーマ)はないかもしれません。
でも与えられた作業着しか着れない人生と、好きな服を選んで着れる人生。どっちがワクワクしますか?
占いに依存的になってしまうと危ないですしね。
これら3つの危険な理由は、タロットを使った占いに限ったことではありません。
1mmでも心当たりがある方は、絶対に以下の記事を読んでくださいね。
じゃあタロットカードで自分を占って良い時は?
じゃあ、もうタロットカードで自分を占わない方がいいのかというと、そうじゃありません。
たくさん考えて「もう考え尽くした」って時にまだ決めかねているなら、最後の手段で占ってみることをおススメします。
僕だってそう。決断に躊躇するのは当然ですから。
高いハードルに挑戦する時「誰か背中を押して」って思う時はありますよ。
躊躇するのはキチンと理由があります。
人には「変化を恐れる」というある機能があるからです。
ならばいっそ自分で自分を占わず、人に占ってもらうのもいいですね。↓
また、あなたが「タロット占い師としてやっていこう」と思っているなら。
最初にお伝えした通り、やらないと練習にはならないので、こちらも練習のためにタロットカードを自分で引いてみましょう。
難しく考えなくて大丈夫。1枚引きからやってみてくださいね。
タロットや占いの結果に振り回されないことが大切
確かにタロットカードってどういうわけか、今の自分にぴったりのカードが出てくれたり、自分の奥深くまで言い当てるようなカードも出ますよね。
その神秘的な力に魅入られて、あなたもタロットカードに興味を持たれたはずです。
あなたが占い師であればカードと仲よくなるってとっても大事なことです。
ただタロットカードをあまりに特別なもの・神聖なものとして捉えすぎるのはよくありません。
もちろん「カードが言うから彼との関係はもう終わりなんだ」と絶望する必要もありません。
不可能を可能にする力をあなたは持っています。ただ忘れているだけです。
タロットカードの結果に一喜一憂するのではなく「どうすれば未来は良くなるのか」の思考を忘れないようにしてくださいね。
僕のクライアントさんは音信不通の彼から連絡が来たり、婚約破棄から2週間で復縁を達成されたりしています。
人はいつからでも変われます。幸せはとりもどせます!
以下の記事にインタビュー動画があります。
大好きなクライアントさんたちが、幸せのおすそ分けをしてくださいました。ハッピーをチャージできますよ。
ちなみに究極的にはタロットカードはいらなくなってきます。
「自分はどうしたいんだろ?」「どう生きたいんだろう?」
と習慣的に考える脳の回路ができていくからです。
僕の公式LINEに登録してくださった方から、ついさっきいただいた感想を添付します。
主体性を取りもどせば、ワクワクする毎日を生きられるようになります^^
これはむしろタロットカードに頼ってばかりでは生まれません。
実際、僕の禅タロットセラピーでは未来を見るのではなく、自分を知るために使う要素が強いです。
自分のことを占うのは難しい
ちなみにですが…そもそも自分で自分のことを占うのは難しいです。
人は「自分のことは自分が1番わかっている」と思いがちで、認識にゆがみや偏りを加えてしまいます。
セルフリーディングには先入観が入りやすいのです。
また「私に限って」「私は大丈夫」と、自分自身に対しては希望的観測を持ってしまうと心理学でわかっています。
ちかごろは社会全体、特にスピリチュアル界隈では「ポジティブでなければならない」という脅迫にも近い押しつけがあります。
だから悩んでいないことにしてしまったり、問題を見ようとしないんですね。
こういった理由から、タロットカードで自分で占っても浅いところで考えるだけになってしまうんですね。
つまりネガティブなあなたは何も間違ってないんですよ。
むしろ「ウェイウェイ」言ってるパ-ティーピーポーの方が変です。笑
問題を軽視して、自分の本心を抑圧させていませんか?
変なポジティブ思考でストレスを抑圧させていると、怒りを大爆発させてしまったり、病気という形で現れます。
いつも頑張っているあなたへ。あんまり無理しすぎないでくださいね。
潜在意識にこびりつく「心のクセ」について今ここで学んだのも、何かのタイミングかもしれません ↓
タロットカードで自分を占ってはダメ?のまとめ
タロットカードで自分自身を占ってはいけないかというと、そんなことはありません。
それでも危険な理由は、①問題の本質を見誤るから、②自分軸が育まれないから、③自分で物事を決められなくなるから、です。
楽しくお付き合いできればモチロンOKです!
それでは最後にとっても本質的な大切なことをお伝えします。
タロット占いはあくまで手段。目的は、あなたが幸せな毎日を生きること。
これを絶対に忘れないでくださいね。
一時的な安心ではなく、すえ永い幸せを取りもどしましょう!
参考記事:
・タロットカード「力」の意味は?正位置・逆位置や解釈について
・あの人の今の本音を完全透視します【無料占い タロット】
・タロット占いは何がわかる?占えないこととは?