
昔は電話占いジプシー(電話占い依存症)だったというYさん。
実際の体験談が聞きたくてズケズケと聞いてみました。笑
やめたいと思ってもやめられない占い依存状態の時ってどういうことが起きているのか、どうすれば脱却でき、どうしないと人生にインパクトのある変化を起こせないのかを図でわかりやすく説明していきますね。
電話占い依存をやめたい人はぜひ・・・あ、そうそう。
セッションを受けてくださる方で「最初まーしさんのサイトって大嫌いだったんですよ。でもずっと見ていて。きっと図星だったからムカついていたんだと思います」とおっしゃる方はチョイチョイいます。笑
今回の記事も人によっては痛いところを突かれてムカつくかもしれませんが、良かったら最後まで見てくださいね。

仕事や生活に支障がでる前に対処してくださいね
なぜ電話占い依存症になってしまうのか。その心理
1回で気が済めば別にいーと思うけど、「依存」しますよね。わたしも4、5回くらい利用しちゃったんですけど。1回でだいたい60分かそれ以上話すことがあったかな?時間課金だから60分から90分とかそれぐらいでだいたい1万数千円からもっとだったような、、。
やめたのは、その電話占いサイトに、利用者コメント(お客様の声)みたいなのがたくさん載ってるんです。それ見て、どの占い師さんがいいのかなーなんて評判をみて利用するんですけど、そのコメント見てて、信者的になってるなーみたいなひとも多かったです
「お給料入ったらまた必ずお電話します」とか、「また不安になったらすぐ相談します」とか、娘さんのことを何度も相談してるお母さんと思われる信者的なひともいましたし、、)
自分も、電話し終えたときは安心するんですよ、でも翌日や翌々日にはもう不安が戻ってるんですよね、
と電話占いを辞めた理由を語るYさん。
不安で眠れないということもあったことでしょう。
この占い師に依存、スピリチュアル依存している時って、自分の頭を使っていないから結果、自分で何も決めれなくなります。
図にするとこう。氷山が自分とします。
顕在意識は「わかっていること」、潜在意識は「忘れている記憶」としてください。

占い師に言われた言葉がそのまま入ってくるけども、ふわっと受け取るだけ。
自分で考えることをしていないということで、紫の部分を作ってみました。
頭を使わないっていうと「これが彼の生年月日と血液型です」「はい。彼の気持ちを教えてください」って具合ですよね。
「・・・え? で・・・彼と何があって今どうなってるの・・・?」っていう話ですよ。
ひどいと生年月日なども言わず、「はい、彼をリーディングしてください」みたいな感じなんでしょうかね?
とYさんがおっしゃるとおり、紫のところしか使っていないと自分が何をどうすればいいのかわからなくて答え、、、というより「安心」が欲しくなってしまいます。
ちょっときつい言い方に聞こえるかもしれませんが、これってアルコール依存症と同じ心理ですよね。
不安だからお酒を呑む。とりあえずその時の不安は一時的にでも消えてなくなる。
で、アルコールをやめたらまた不安がやってきて、それを抑えるためにアルコールが欲しくなってくる。
この繰り返し。電話占いをやめたら不安になる。だから占い依存から抜け出したいのに抜け出せない。
こんな風にアルコールが電話占いに置き換わっているだけと考えたらイメージしやすいですね。

この状態で彼と付き合えても、復縁できても、お仕事が決まっても不安だし、失敗パターンを繰り返してしまいます。
Yさんも体験談を振り返って語ってくれていますが、ものすごく的確。
電話占い→タロットとか霊感とか様々ありましたが、「彼はこう思ってます、彼の気持ちはこうです」って感じで、やはり良くも悪くも「占い」わたしみたいに、彼の(相手の)気持ちを知りたいみたいに占う人が大半だと思うので、話をしてる時はほんの一瞬救われるけど、それって合ってるのかどうなのか分からないって心のどこかで思ってる、でも安心させてくれる占い師さんにまた肯定して欲しいたびに利用する。そしてタロット占い依存症に。結局フォーカスしてるのは「彼」(相手)なので、不安はすぐ戻る。
ということなんですね。これが占い依存の症状・デメリットです。(Yさん言語化が上手!)
電話占い依存症を克服していくには
占い師に頼って不安を上塗りしていくことでは占いから抜け出せないです。
では何をしていけば人生にインパクトのある変化を起こしていけるのでしょうか?(お酒を飲むことではないですよ)
それは自分が普段どういう思考・行動パターンを繰り返しているのかを知り、改善していくことです。
ハンドルが右に曲がった車と気付かないで前に進んでも、その場をクルクル回るだけです。
それには
- 過去を掘り下げていって「あの時もこういうことをしていた。あ、あの時も!あの時も!」
- だから今もこういうことをしてしまうのかということに気付く
必要があります。
ここでポイントが二つあって、ひとつは「いきなり過去の大事な記憶は思い出せない」ということ。
ゆっくりゆっくり深い記憶に入る準備を整えていきます。
セッションで「そういえばこんなことあったの忘れてました」って何度聞いたことか。
だからお互いの信頼関係は必須です。
僕の場合、適当な鑑定依頼だったらお断りしますからね。(時間もお金も勿体ないです)

状況を整理しながらゆっくりゆっくり記憶を掘り下げていきます。
ちなみに深い集中状態で過去を掘り下げていると幻聴まで聞こえると言います。

それによって自己対話ができるのですが、「え!?」って思いませんでした?
ちょっと怖いですよね。
声まで聞こえるのは極端な例ですが、つまり意識は記憶に蓋をして思い出さないようにしています。
過去のあることが怖くて自分で蓋をしたんだから自分で開けるのは至難の業。
これが二つ目のポイントです。
そう「自分一人で解決していくのは難しい」ということ。
「①あの時もこういうことをしていた、あの時も!あの時も!」ができません。
しかも自分を客観視って難しいですから共通項がみつかるはずがないのです。
過去の大事な記憶は思い出せないし、共通項も見つかりません。
これが二人でやると、

みたいな会話に必ずなります。
だからセッションではそれらのお手伝いができる人にお願いしないといけないのです。
しかもチャット占いでも電話占いでも●分●円形式のものがありますよね。
あれだとクライアントさんも焦るだろうし、占う側も優しいので「早くしてあげなきゃ」と思うので深く掘り下げるのって無理だと思うんですよね。
なので僕の場合定額でやるようにしています。
で、次。
- あの時もこういうことをしていた、あの時も!あの時も!
- だから今もこういうことをしてしまうのかがわかった
そしたら今度は意識にあげて、気を付けていくことです。

今度は意識にあげていきます
この順番を踏んでいくことで、行動の癖を治したりしていくことができます。
なぜ同じ失敗を繰り返すのか、うまくいかないのか。
これを正しくきちんとやっていくと行動は自然と変わっていきます。
未来が変わっていきます。
今は「そんなのできっこない」と感じることかもしれませんが、それは今のあなたがそう感じているだけなんですね。
植物だってあんなに小さい種からアスファルトを突き破るまでに生長しますよね。
今はまだ種だから「そんな未来が待ってるわけない」と思うかもしれません。
でも諦めなければ「お?お?お?」と地表に出て、あれよあれよと気が付いたら花を咲かせているものなんですよ。
あとはこの自分をしっかり定着させていくステップです。
これが最重要です。

あの時の私は何だったのと言わんばかりに前の自分に戻っていきます。
人間は機能として現状維持するように力が働きます。
爬虫類脳による恒常性維持機能(ホメオスタシス)です。
体温が上がったら汗をかいて放熱する、ダイエットでリバウンドする、とかですね。
前(普段)の自分に戻ろうとする機能です。
「その時は安心できたけどまた不安が襲ってくる」もそう。
ヒーリングでも同じです。
一回でその時は変化を感じられてもすぐに戻っていきます。
だから成長した自分を定着させることが最重要必須課目です。
またその過程で忘れていた記憶・考え方の癖に新たに出会うのでアプローチしていきます。
しかもその隠れているやつが大ボスなんですよね。
まーしさん→タロットのセッションは、最初1時間くらいヒアリングがありますよね、状況とか自分の気持ちとか。そこでかなり自己分析が伴って自分の気持ちにフォーカスできてるんじゃないでしょうか
その後のタロットでも、カードの意味とフィードバックは基本的に「Yさんどう感じます?」って質問してくれた記憶があるので、「いま現在」の「彼のことのまえに自分はほんとはどうしたいの」を一緒に考えてくれる
自分の気持ちの持ち方に目を向けることに気づく。電話占いは、弱くなっていく(依存してく)、まーしさんのタロットは、強くなっていく。
Yさんと一緒にやっていったのはそういったことなんですね。(もちろんお薬は使いません)
まとめると
- 過去を掘り下げていって「あの時もこういうことをしていた。あ、あの時も!あの時も!」
- だから今もこういうことをしてしまうのかに気付く
- わかったら今度は意識にあげて、気を付けていく
- 成長した自分を定着させていく
- その過程で忘れていた記憶・考え方の癖に新たに出会うのでアプローチしていく
を繰り返していきます。
これによって「電話占い依存を脱出」どころか不幸から脱出できます(*^^*)
自然に占いジプシーを卒業しています。
ちょっと手間はかかりますが、一生外食を続けるか、道具をそろえて料理を覚えて自炊するかみたいなものですね。
最初だけは手間ですが、人生のトータルで見たときに絶対早ければ早いほど優しいわけです。
↓以前格安SIMの解説でこんな図を使いましたが、まさにこんなイメージ。わかりますよね?

もっと言うとバーン!と車にはねられて思いっきり全身骨折しているのに
「大丈夫です。救急車呼ばなくて。あとででいいです」
って変ですよね。笑
しかも、骨折を風邪薬で治そうとしているみたいな。

僕からのお願いです。
自分のことをもっと大事にしてあげてください。
「些細なことだから」「こんなの相談するほどの大したことじゃないし」「私よりもっと苦しんでいる人はいるし」
そうじゃないんです。
心の底から笑っているあなたをどれだけの人が待っていると思っているんですか。
どうして自分を大事にしていない人が、他者から大事にされるんですか。
自分のこと、もっと大事にしましょうよ。
電話占い依存で悩んでいる方は今回の記事をちょっとだけ頭の片隅に置いておいてくださいね。
でも、ハッキリ言って「占いに頼りすぎている」「はまりすぎている」と自覚できていること自体がホントは素晴らしいことなんです。
認めたくない方も多いですから。
まずはその自分を褒めてあげてください。話はそれからです。
そして、より一層素敵になったあなたでご家族や彼を幸せにしてあげてくださいね。
今回も最後まで読んでくださってありがとうございました。