- 「AさんとBさんどちらを選べば幸せになれるかタロット占いで見てもらえますか?」
- 「彼と別れた方が良いかタロットで見てください」
- 「彼との関係を見てほしいのですが、タロットで悪い結果が出たら怖いので依頼しようか迷っています」
こういった相談をたくさんいただきます。
僕のセッションでは入り口はここでももっと深いところに行きつきます。
良い / 悪い で結果が出ることもありません。
これらのお悩みの本質はそこじゃなく、あなたが「正解探し」ばかりをしていることなんです。
もくじ(ジャンプできます)
なぜあなたが正解探しばかりをするようになってしまったのか
小学生のころ、お楽しみ会ってありますよね。
それぞれが班を作って、みんなの前で出し物をするやつ。
あれでクイズ大会をやったりしませんでしたか?
出題するためにクイズをたくさん作成するために、みんなであれやこれやと相談します。
小学生なりに知ってる雑学を答えにして問題を作っていくわけですね。
問題を作って、ある回答を導き出してもらう。
正解した子はみんなや先生から拍手されて景品のお菓子をもらいます。
大喜びで手に入れたものをみんなに自慢します。
これって学校の授業で行われていることと全く同じですよね。
学校の先生が作った問題を解いて、用意された正解を導き出す。
「正しい答え」を当てることが良しとされてきました。
そうすればテストで点数がもらえ、志望校に合格できますからね。
僕たちはずっと「1+1=●」を解いてきました。
人生では学校教育のやり方は通用しない
でもこのやり方って人生では通用しませんよね。
むしろ人生で求められることって「●+●=2」の方です。
正解を求める人ではなく、いかに縦横無尽に欲しい結果へとつなげられるか。
それは「2+0」かもしれないし、「1.5+0.5」かも「₋1+3」かもしれない。
作業ならまだしも仕事で求められるとしたら正解探しではなく、問題解決力です。
あるいは問題そのものを見つけることができるかです。(問題発見力)
学校教育のやり方で作られるのは「勉強だけできる人」なんですね。
正解主義の弊害です。
人生ではどっちの選択が正しかったかなんて後からしかわかりません。
そもそも正解って何かというお話ですし、時代によってもコロコロ変わります。
なぜ正解探しをしてしまうのかの心理
僕たちは正解を出すことができれば親から褒めてもらえました。
怒られないですみました。
正解を出すことができれば先生や周りの友達から評価されました。
違ったことをすればアホと言われてきました。
こうやって誰かからの○をもらうことで正解がいかに正しいものなのかが刷り込まれていきます。
間違うということがいかに愚かなことかを覚えていきます。
本当はやりたいことがあるけど、自分だけは好きだけど誰にも理解されないからやめておこう。隠しておこう。
それよりも自分がみんなにチヤホヤされるこれをしよう。あれで遊ぼう。あれを買おう。
そうやって人は「誰かの人生」を歩いていきます。
答えさえあってれば褒めてもらえるから、正解を探す。
でもそれでは心から人生を楽しめないのは明白ですよね。
「自分はシーチキン巻きが好き。でも大トロを食べていたら皆から羨ましがられるから、そんなに好きじゃないけど食べよう」みたいな。
それでホントに満たされるのでしょうか。
そのストレスは絶対に別の形(暴飲暴食、浪費、性依存、病気などなど)となって現れます。
だから自分軸を取り戻すこと。自分の正解、自分の人生を生きること。覚悟をすること。
これが本当に大切なことなんですね。
どうすれば正解探しよりも大切なことを得られるのか
あなたは
- 合っているかわからないけど飛び込む力
- その選択がどうであれ楽しむ力
を持てていますか?
学校ではこれを養われずにきました。
トライアンドエラーなんてなく、確実な方を選ぶように求められてきました。
だから力がついていないことは仕方がないことなんです。大丈夫。
焦らずゆっくりつけていきましょう。
ヴィーガン、牛乳、断食…は本当に体にいいのか?
知りません。
飛び込んでみて、地獄を見るかもしれませんがそれでも楽しむ。
失敗しても笑って話せるあり方を持っていることの方がよっぽど正解です。
だから冒頭の
- 「AさんとBさんどちらを選べば幸せになれるかタロット占いで見てもらえますか?」
- 「彼と別れた方が良いかタロットで見てください」
- 「彼との関係を見てほしいのですが、タロットで悪い結果が出たら怖いので依頼しようか迷っています」
という相談の本質はそこじゃないんです。
これを聞かないといけないこと自体に問題が現れているといっても過言ではありません。(あくまで状態のお話なので責めてるわけじゃないですよ)
そしてこのあり方でAかBか選んでも一緒です。あなた自身が同じなんですから。
だからそんな浅いところを見るんじゃなくて根本改善していくことがカギとお伝えしています。
どれを選んだって正解で、必ずいいことが待っている。
そう思える自己肯定感を手に入れたあなたはどんな風に世界を遊びまわっていますか。
今回も最後まで読んでくださってありがとうございました。