あなたはモラハラ・DV彼氏を変えたいと思っているからこの記事を読んでくれているのでしょうか?そうであれば
「彼は過去にツラいことがあったからこういう風になってるの」「私なら彼を変えられるかもしれない」
と考えたことも一度はあるかもしれません。
ただそう言いながら、どんどん傷ついて疲弊していき辛くなることもありますよね。
特に孤立している方の場合では自分が十分ひどい扱いを受けていることに気づいていなかったりします。
「でも彼だっていいところがあるんです」
と抵抗したくなる気持ちもわかりますが、「お節介だ!」と感じる人こそ少し冷静になって続きを読んでみてくださいね。
たくさんの人が悩んでいます。今は解決の道に進んでいます
僕がよくセッション中にたとえ話で使うフレーズがあります。
「こういう人いませんか?ダメ男ばっかりと付き合う人。次に付き合う人もダメ男でその次も。ずっとダメンズばかりを渡り歩いている人。友人にいません?」
すると
「ん~、それ私です」
と返ってくることの多いこと。これがモラハラ彼氏だったりDV彼氏だったりすることもあるわけですね。
一方、今あなたは彼がモラハラ男とわかっていてもなぜだか別れられない状況にいるかもしれません。
いつもいつも喧嘩をするのにまた別れては戻って別れては戻っての繰り返し。
辛い思いをしながら頑張って耐えているんですね。
涙を隠しながら生活しているんだと思います。
もう十分頑張りました。一人で苦しまないでくださいね。
モラハラ彼氏を必死で変えたいと思う前に
ではどうしてモラハラ彼氏とわかっていて別れられないのでしょうか?
いや、そもそも「彼はモラハラ男じゃない」「実はいいところがある」と認めることができないかもしれません。
あるいは「彼と別れるんじゃなくて関係を改善したい!」と強く思っているかもしれません。
もちろんその前向きな気持ちも素敵です。否定はしませんし、実際に変わったケースもたくさんあります!
ここでちょっと考えてみてください。
不快なテレビ番組ならチャンネルを変えればいいのに、毎週見ては怒っている人いません?
一生懸命クレームの電話を入れて、すごい剣幕で変えるように要求している。
他のチャンネルはいっぱいあるのに。
このクレーマーの人自身に問題があることは明らかですよね。
同じように、これってモラハラ彼氏が問題なのではなく、あなたの中になんらかの問題があることを示しています。
モラハラ彼氏を変えたい執着、別れられないの裏に
- 自分が選んだ選択、費やした時間が無駄になるようで嫌だ
- 彼と別れた後一人になってしまうのが怖い
- もう次の出逢いなんてあるわけがない
- 独り身の自分が恥ずかしい。周りに対する体裁がとりつくろえない
- 自分が何がやりたいかわからなく、彼を変えようとすることが私の唯一うちこめることだ
なんかがたとえば隠れていたりします。
モラハラ彼氏との関係は、あなたの心の問題が形となって現れたものでしかありません。
人によってはそれが上司との関係や、家族との関係、職業選択などの形になることだってあります。
いつだって自分自身の内側の世界(心)が、外の世界(目に見える現実)に反映されているのです。
彼を変えることが難しい理由
彼がモラハラをしていると女性が自覚・判断できていないことも本当に多いです。
認めることで「可哀そうな私」が確定してしまいそうで見て見ぬふりをしているかもしれません。
「彼のトークは面白いし、頼もしいし、見るからに筋肉隆々で強い。だから好きなんです。」
それもわかります。
でもその達者な口と力で傷つけられてしまっては辛い話ですよね…。
たとえば彼が遅刻に対して非を認めなかったり、仕事や外見について口撃してきたりしませんか。
あなたを疑ったことに対して謝りもせず、疑うような行動をとる方が悪いと一方的に責めらたり。
でもこっちが浮気を疑ったら、非難を浴びせられる。
あげくあなたがヒステリー扱いされて。
言葉巧みな彼は”あなたがどれだけずれているのか”を責めてきます。
あなたが彼を擁護したくなったりモラハラ男だと認めたくないのは、あなたがあなた自身を「ずれている」と思っているから。
それは「ずれている」と思わされてきたからです。
あなたは本当は被害者で常識的なことを言っているのに、むしろ加害者のように仕立て上げられていることも珍しくありません。
「私が悪いんだ…」「私がバカだから…」「私のせいで彼が…」
口癖のようにそんなことを言っていませんか?
特にあなたが周囲から孤立している場合、余計に彼の言葉だけが真実に聞こえますよね。
しまいには「言葉はキツイけど、本音を言ってくれる信頼できる彼」と彼を正当化してしまいます。
「一緒にいると楽しいし、他の人とではない刺激がある」「他の男じゃ物足りない」と。
そして本当は被害者なのに、自分が加害者だと思ってしまっているあなたは
- 「私が一番彼のことをわかっている」
- 「私がいないと彼は生きていけない」
- 「過去にいろいろあった人で」
- 「私が彼を変えて救うんだ」
という使命に駆られます。
でもそれはあなたがズタボロになってまでやることなのでしょうか?
あなたが彼を変えられることはまず無理です。
だってあなたが相互依存的に「刺激的で物足りる彼(モラハラ彼氏)」にさせてるんだから。
顕在意識では「変えたい!」潜在意識では「変わってほしくない!」を同時に行っています。(そして潜在意識の方が圧倒的に強い)
ただ、それでいうと、あなたが根本改善されることで結果的に二人の関係が修復されることはあるわけですけどね。
あなたの理想の未来を僕に教えてください
あなたが周りの人に「そんな彼氏やめなよ」と言われても抵抗するのと同じで、彼があなたにどう言われようと変えることは難しいんです。
本人を変えられるのは本人だけです。
僕もあなたを根本改善する”お手伝い”をしています。
費やした時間のことを言うと、彼との関係を修復していくのか、別れるかのどちらにせよ次の決断は早い方がいいですよね。
これ以上さらにさらに浪費することになりますから。
まずはあなたがつらい思いをしていることを認めるところから始めましょう。
大昔にさかのぼると、女性は狩りのできる強いオスに惹かれました。
その方が守ってもらえて、安心で、子孫を残せる確率が上がるからです。
で、それがDVやモラハラに対しても「強いオス!」と感じてしまうわけです。
ただ、その強さとあなたに対する当たりの強さは全然別ですからね。
彼に守ってもらわなくても、あなたはあなたの手で自分を守れます。
今はちょっとその自信が持てないだけ。
彼がいない世界でも明るい未来を切り開いていくことはできます。
大丈夫。
もうあなたが背負わなくていいんですよ。
半年後のあなたの隣にいる彼はどんな人だといいなって思いますか?(今の彼でもOK)
その人はあなたにどんな言葉をかけてくれていますか?
あなたの心はどんな気持ちで満たされていますか?
その素敵なパートナーと何気ない暮らしの中で笑いあえていますように。
今回も最後まで読んでくださってありがとうございました。