大アルカナの17。サイレンス(沈黙)の意味
「騒がしい思考を沈めましょう」。カードのメインの意味です。
神秘的で綺麗なカードですよね。
何を「沈黙」させるかというと騒がしい思考。静かに落ち着かせましょう。
禅タロットに悪いカードはありませんが、おどろおどろしい絵柄のカードはいくつかあります。
でも不思議と、それらのカードよりも深刻な(深刻だった)時に出ることが多いかな。
大アルカナの終盤の数字(17/23)なので、これを越えて大きく成長するんでしょうね!
「わかってもらえた」という癒し
さて2017年7月9日は禅タロット教室の生徒さんとセッション練習会をしていました。
といっても生徒さん同士ではなく、モニターさんを招いての実践の場!
生徒さんとお知り合いのAさん(男性)とのセッションがこれまた面白くて。。。
というのも、3枚のあるカードが連続して何度も 何度も 出たんですね。
禅タロットの対面鑑定では4枚引きを繰り返すのですが、全79枚のなかで同じカードが何度も出たら そりゃあビックリしますよね。
「なにこれ、なにこれ・・・!」みたいな。
1枚、2枚のカードが連続して出るのはよくあります。
が、「ほぼこの3枚しかでてないんじゃない?」というぐらい出まくっていました。笑↓
左から「STRESS」「SORROW」。そしてこの「SILENCE」。
「過去のつらい経験を経て成長しましたね。」
「今すごく頑張っていますね。」
カードを介してお話を聞いていると、Aさんの知られざる一面がわかりました。
普段は明るく気丈に振る舞っていたけれども、過去には相当いろいろあったそうで。
1時間のセッションの終盤でようやく語ってくださいました。
人に弱さを見せないのは、このAさんの「『昭和の男の美学』に反するから」でした。
まさかいつも明るいAさんが、そのような経験をしていたとは夢にも思わず。
長い付き合いの生徒さんも驚きを隠せなかったようです。
この3枚は、Aさんに辛かった過去を話す機会を与えるため 繰り返し、繰り返し出てくれたんでしょうね。
生徒さんは禅タロットでAさんをセッションをしてみて
と大興奮。
これはAさんとしても嬉しいですよね。
なにより「自分の美学」が誰かに理解されたんですから。
そして
行って良かった。
という感想をくださったそうです。
モニターとして参加してくださりありがとうございました!
そういえば、西洋タロットをしている他の生徒さんも
なんて驚いていました。
これって普通のカウンセリングや、他の占いツールではできないことだよな~、とあらためて思います。
人にはいろんな顔があるもの。
たとえば今回とは別のケースでいうと、なんか嫌いな人、好きになれない人っていませんか?
そんな風に相手に「魅力がない」と感じるときって、「あなたが相手を知ろうとする努力をしないのが原因」…なのかもしれません。(同時にそれって「自分を知ろうとする気持ちがないから」だったりもする)
深く相手を掘り下げてみると、理解できたり、急激に距離が近づいたりしますよ。
Aさんは今現在 何かに悩んでいるということではなさそうでしたが(※それも見せないようにしているだけかも知れませんが)、「こういうセッションもあるんだな」と僕も勉強になりました。
なんとも不思議な時間でした。
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