火の4。パーティシペイション(参加)の意味
「やりたかったらいいし、やりたくなかったらやらなくていい」。カードのメインの意味です。
このカードがあまり好きじゃなかった。
- 「しなくてはいけない」でやるのならしなくていい。
- 「でも本当はやりたい」のならやりましょう。
普通なんですよね~。わざわざカードにすること?みたいな。
でもそんな普通のカードがわざわざ出るということは、それだけ「その普通をもう一度見直そう」という意味なんですよね。
そう考えると一気に好きになりました。
あの時の依頼は、やった方がよかった?
画家の友達をセッションしたら面白い並びになりました。
「つい最近テレビ局から『ドラマで使用する絵を描いてほしい』と頼まれたけど断った。あの選択はよかったのか?」という相談です。
一緒に考えてみてくださいね!
2枚目のアドバイスの位置には「体験しましょう」。
じゃあやってみた方が良かったのでしょうか?
と、ここで4枚目のメッセージの位置に『PARTICIPATION(参加)』が出ています。
彼としてはどう思っているのか聞いてみました。
すると…
- 「今は頭で考えずに内側からこみあげてくる絵を描きたい時期。」
- 「仕事となると締め切りもあるし、『こういう絵にしてほしいという外側からの意見』で描くことになる。」
- 『こうすれば綺麗に見える』という誰かの目を意識して筆を進めてしまう。」
ということで断ったことがわかりました。
というのも美術の予備校時代に「大学に受かるための絵」を描いていたことが起因します。
「時間内に描くためにはこう進めないといけない。」
「綺麗に見せるためにはこう描くといい。」
ガチガチの教育を受け、染まったそうです。
で、無事大学にも受かってとっくに卒業しているのですが、そういった描き方に疑問を持ちだしました。
もっとピュアな気持ちで描いていた頃の方が、自然と大人も喜んでいたし、なにより自分自身が楽しかったんですね。
「頭を喜ばせるんじゃなくて、目を喜ばせたい。」
「早くこの絵が完成した姿が見たい」という気持ちで寝食忘れて描いていた あの頃の感覚を、今、もう一度見つめたい」ということでした。
だから、断ったのは何も間違いではなく、本当の自分に従ったまで、ということになります。
「そして、それは間違っているかもしれない。で、間違ってたら間違ってたでいいからとりあえず確かめたい」という言葉が彼の口から出てきました。
2枚目のアドバイス「体験しましょう」は仕事のことではなく、このことだったんですね。(←ひっかけ)
ワクワクで崖をも気にしない「FOOL」、確信をえる「INNOCENCE」にもちょっと似ています。
この4枚引きのスプレッドにすべてあらわれていた
しかし「TRAVELING」も「CONDITIONING」もしかり、面白いぐらいこの4枚にすべあらわているなーと感動しました。
もうひとつ注目したいのは火のスート(カード下部のひし形の色が赤)ばっかり出ているところ。
西洋のタロットでいうとワンド(棒)になります。
他の仕事に関するセッションをしても彼の場合、雲のスート(灰色)が出てこなかったんですね。
西洋のタロットでいうソード(剣)です。
「火→水→雲」の順で文化的になるので、棒を振り回す、まあいわば原始人ですよ。笑
ということは直観で生きる姿勢もこの4枚にバッチリでていたということになります。
また「灰色が出ていないことも自覚しておくといいよ」とは伝えておきました。(善い悪いじゃなくて)
仕事で雲が出ないのはつまり「仕事の意識が薄い」ということ。
身内だと、いや身内だからこそついつい「こうあってほしい」という願望、エゴを押し付けてしまいがち。
でもどっちが上か下かなんてなくて。
「ただ、今、その人はそのステージにいるだけ」ということを理解し中立でいることが鑑定士には大事だと僕は思うんですね。
そして相手にあれこれ言う必要もなく、ただ気付いてもらうだけで人は変わっていきます。
実際「仕事」を総括するまとめの一枚引きで一番偉大な「MASTER」が出たので、何かに気付いたんでしょう。d(^^)
面白いセッションなので紹介してみました。いかがでしたか?
「自分のことは自分で決めるから」とタロットに乗り気でなかった友人もスッキリしていて、あらためて禅タロットってすげーと思いました。
というわけで「その依頼受ければよかったのにー!」ということでもなかった『PARTICIPATION(参加)』の解説でした。
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