
11月6日、ゲームの音楽をオーケストラが演奏する番組「シンフォニック・ゲーマーズ-僕らを駆り立てる冒険の調べ-」がNHKで放送されます。“ゲーム音楽専門”オーケストラ、JAGMOって! おもしろい!
どうやら私の好きな「 MOTHER2 」の曲も演奏されるようです!
本日のNHKシンフォニックゲーマーズ放送は11月6日夜22時50分〜BSプレミアムにて!是非ご覧ください!#NHK音楽祭 #JAGMO #シンフォニックゲーマーズ #NHK
— JAGMO[+♪●]広報部 (@jagjagmo) October 23, 2016
で、MOTHER2に関するNAVERまとめを読んで懐かしさに浸っていました。私は職業柄、禅タロットというカードを使って
2・それを整理する
3・解決策を本人に気付いてもらう
ということをしているので、ある記事に”ハッと”したんです。
参照:MOTHER2のギーグってなにが原因であんな正体不明な姿になったんだろうね
これはコーヒー1杯で2時間付きあわされた知り合いと「 ギーグの正体 」について語った議事録です。読めばきっと「 そりゃこのゲーム、長く愛されるはずだわ! 」と納得するはず。
#記憶を消してもう一度プレイしたいゲーム
— コースケ (@cremembsukersin) November 2, 2016
MOTHER2
ドラクエも好きやけど、RPGとしてはこれが一番って言えるかな pic.twitter.com/Noe9Ku99cQ
MOTHER2をかんたんに説明 (知ってる人はとばしてね)
MOTHER2とは
『MOTHER2 ギーグの逆襲』(マザーツー ギーグのぎゃくしゅう)は、1994年8月27日に任天堂より発売されたスーパーファミコン用のコンピュータRPG。日本国外では『EarthBound』のタイトルで発売されている。
主人公の少年「 ネス 」が世界征服をたくらむ「 ギーグ 」を倒す旅にでるRPG。
ゲームデザインとシナリオをコピーライターの糸井重里さんが担当しています。ジブリシリーズをはじめとするキャッチコピーは誰でも一度は聞いたことがあるはず。
参照:ほぼ日刊イトイ新聞
その糸井さんが手がけているだけあって、キャラクターやセリフ回しが独特の世界観をつくりだしています。BGMも最高!
売り上げ本数30万本の大ヒット作で、キムタクのシュールなCMはあまりにも有名。根強い人気があり、たくさんのグッズが20年たった今でも販売されているんです。(ネスはスマブラにも登場)
キャッチコピーは「おとなもこどもも、おねーさんも。」
https://twitter.com/birosama1217/status/773073173860327424
ギーグとポーキー
ラスボスはギーグという謎に包まれた敵。説明があまりされないままストーリーが進行します。マザー1にも登場するギーグが何者なのかは、ファンの間でもいまだによくわかっていません。
ポーキーはネスの隣に住む小太りのおとこのこ。いじわるな性格で、ネスたちの冒険を妨害をします。最終決戦ではじゅうそうびポーキーとなってギーグとともに襲いかかってきます。つまり彼もラスボス。
ですがこのポーキーはギーグと同一人物説があったり、mother3のぜったいあんぜんカプセル(嬉しそうに揺れている)がギーグ説だったり公式でも発表されていない部分がたくさんあるのです。
▼▼以下、ギーグの正体▼▼
すべての元凶、ポーキー
帽子のまーし。(以下「ま」): 今日はギーグの正体がわかったんで来てもらいました。私の話を一方的に聞いてください。
――え・・・・・・ は、はい・・・。
ま: 今、「 え??まじでそれだけ? 」って思いましたね。まあいいでしょう。MOTHER2の物語ってどうやって始まるか覚えてますか?
――たしか真夜中、ネスの家の近くに隕石が落ちたってところから始まるんですよね。
ま: そうです。その隕石を見に行くというプロローグなんです。だけどこの時点では隕石の落下現場までは通行止めになっているので、結局家に引き返さないといけないんですね。
で、ここで重要なのは、『 通行止めのところにポーキーがいて、彼に話しかけないとこのイベントが終了しない 』こと。
――それがどうして重要なんですか?
ま: というのも彼に ものすごいいじわるされるんです。「 おれはいいけどお前は警察のみなさんの邪魔になるんだ。早く帰れよ! 」って。
――だいぶムカつきますね。ネスがかわいそう。
ま: でしょ? 仕方なくネスは家に帰って寝ます。そしたらポーキーが玄関をガンガンノックしながら来るんです。深夜ですよ。「 うちの弟が隕石の落下現場にいっちゃって行方不明なんだ! とーちゃんに怒られるから一緒にきてくれ! 」「 親友だろ!? 」って言いながら。お前、都合良すぎだろ! っていう。もうほんと、ポーキーが嫌なキャラという演出がたっぷり。
それでポーキーらと一緒に弟を探しに行くんですが、そこで初めて敵が出現するようになるんです。
「 ネス…きみが、この曲がりくねった冒険の旅路を歩むようになったのは、あの最悪の…ポーキーのノックの音がきっかけだった。 」
――それはつまりどういうことですか?
ま: ネスの中に価値観がうまれたことをさすんですよ。「 人は○○してはいけない 」とか「 人は○○するべきだ 」っていうものが。
ポーキーの出現によって「 夜中に人の家の玄関をガンガン叩いてはいけない 」「 自分の都合で人に迷惑をかけてはいけない 」とかね。
――え、でも価値観がうまれたことで敵が出現したっていうのはどういう関係があるんですか?
ま: つまり自分の中に善悪がうまれると、世の中にも善悪がうまれるってことです。たとえばそうだなあ。駅に男子トイレ、女子トイレとは別に、多目的トイレってありますよね。ベビーチェアとかが中にあるトイレ。 あれ使います?
――いや、使いませんねー。妊婦さんじゃないので。
ま: 私は妊婦さんじゃないですが使います。もちろん普通のトイレが空いていなかったらですよ。人によっては「 あのトイレは妊婦さんや車いすの人しか使っちゃだめに決まってるじゃないですか 」って言うと思うんですよ。そういう価値観を持つ人は、多目的トイレから私が出てきたときに「 あら、いやな人 」って悪者扱いするでしょう。
・「多目的って言ってるし、すぐに譲れば問題ないでしょ」 →妊婦や車いす以外の人が使っていても気にならない
――はいはい。ポーキーによって「 自分の都合で人に迷惑をかけてはいけない 」という価値観がうまれたから、その「 してはいけない 」をしてくるキャラクターが敵に「見えてきた」んですね。
ま: はい! そういうことです! ポーキーはムカつくやつっていう味付けがたっぷりされているのでムカつきますが、夜中に実家から抜け出させてくれる彼氏・彼女ってワクワクさせてくれるじゃないですか。だけどこの時のジャッジが少年ネスの人格と世界を形成していきます。だいたい『 おんしらずなイヌ 』なんてネスの恩着せがましさが作り出した敵ですよね。(笑)
MOTHER2ほぼ日カバー買ったった〜!!
— かのつま (@kanotsumagusa) October 30, 2016
この調子で来年は3にスポットよ当たれ!! pic.twitter.com/QCN24qTJFD
ギーグの正体はネスの○○○
ま: ギーグは「 人や動物のもつ邪悪な心を増幅させる力を持つ 」という設定です。
――でも世の中を邪悪にしているのはネスの心なんですよね。
ま: そのとおり。だからギーグの正体はネス自身の「 こうしなくてはならない 」「 こうあるべきだ 」という価値観ではないかと気付いたんですよ。
――おお! それが、ギーグの正体!
ま: さっきも言ったとおり自分の価値観が敵を作るという話。これは「 ギーグは人や動物のもつ邪悪な心を増幅させる力を持つ 」というところにあてはまります。
――ネスの価値観が他者を邪悪にさせてる(邪悪として捉えさせている)ということですね。
ま: そういうことです。「 そういうことするのはあんまり良くないんじゃない? 」程度なのか「 そういうことをしては絶~~~~~ッッッ対にいけない! 」なのかで邪悪さのレベルを増幅させるのは価値観ですよね。あ、そうそう、だからギーグが消滅した後の世界には敵がいなくなりますよね?
――ああ、なるほどです。心の平和がそのまま現実に反映されてるんだ。
ポーキーはあなたのまわりにもいる?
ま: ギーグがネス自身と考えると戦闘シーンも面白いんですよ。ギーグの第一形態は横にポーキーがいますよね。
――じゅうそうびポーキーですね。ポーキーがまたムカつくんですよね!
#唐突にきな臭くなる童謡
— 紅烏SOU (@beni_sou0831) October 29, 2016
お化けなんて ないさ
お化けなんて 嘘さ
寝ぼけたひとが 見間違えたのさ
だけどちょっとだけどちょっと
僕だって怖いよ。ギーグはもう考える事すらできないし、自分が何をしているのかも、もうわからないんだ。 pic.twitter.com/PqYXCaLman
ま: そう。ではここで、イメージしやすいよう具体的にギーグを置き換えて考えてみましょう。
ギーグは「 会社には最低3年勤めないといけない 」「 みんなと仲良くしなくてはいけない 」「 先輩より先に帰ってはいけない 」とかでしょうか。
ポーキーはその「 自分が『これはやってはいけないと思っていること 』を平気でやっちゃう人」。だからポーキーを見てるとムカつく。横でウダウダ言ってくるんで、ギーグの正体(ネスの価値観)は「 人の悪口を絶対に言ってはいけない 」ということにしてみましょうか。
――まさに私です。飲み会でもその考えがあるので「 つまんないやつ 」ってよく言われます。
ま: 優しいからでしょう。じゃあ、このギーグ第一形態との戦闘です。この時ギーグには攻撃できません。攻撃をしようものなら自分に跳ね返ってきます。これはまさしく自分自身を責めてるから。
――そういうことか。自分がダメージを受けて当然なんだ。
ま: なのでまずは横にいるポーキー( 人の悪口を言う人 )を倒します。だけどポーキーを倒したところでこの戦いは終わりません。なぜなら引っ越ししようが、転職しようが「 人の悪口を言う人 」が現れるたびに第二、第三のポーキーが現れるからです。ネス自身の価値観・考え方(ギーグ)をなんとかしなければ、戦いは永遠に続きます。
――めちゃめちゃメッセージ性のあるゲームじゃないですか。1回目のギーグ戦にそんな意味があったとは。
ギーグのグラフィックが怖いのにも理由がある
ま: そして2回目のギーグ戦はこんなセリフから始まります。
ポーキー
・「 お前達はすっかり英雄きどりでいるらしいけどギーグ様にはむかうなんて8万年早いや!だいたい、ギーグ様のお姿さえ見えないで戦ってるなんてむなしいだろ!ハハハハ! 」
・「 この姿を見たらそれだけで腰をぬかすぜ!…ほんっとに怖いんだから。」
――これも何かのヒントなんですか?
ま: はい。まず「 ギーグ様のお姿さえ見えない 」ですが、自分の内側なので見えません。本人さえ自分がどんな思い込みを持っているのかはわかっていません。いつそれができたのかもです。知らないうちに行動にブレーキをかけているという自覚症状はありません。いつも自分をネガティブにする考え方の癖とか。傾聴をしてようやっと見つかるものです。それに気付いてもらう認知療法なんてのがあるぐらいなので。
――そういう意味の「 お姿さえ見えない 」!
ま: そう。だから「 ギーグからの攻撃の正体がつかめない! 」
――じゃあ「 ほんっとに怖いんだから 」は?
ま: 「 ほんっとに怖いんだから 」は。ほんとに怖いからです(笑)。自分自身を見つめるのって怖いですよ。ちょっとだけ勇気がいります。それがトラウマの場合ならなおさら。傷を負った原体験を思い出さないといけないので。あのギーグのグラフィックはトラウマレベルっていうか、トラウマそのものを表現してるんでしょうね。グッドデザイン大賞受賞です。
問診を笑いでごまかしたり、嘘をついたりして無意識に避ける方は多いですよー。「 カウンセリングなんて効果はない! 」「 セラピーなんて嘘 」「 自分のことは自分で決める 」って完璧にシャットアウトする人の一部はそれ。
――あー、はいはい。セッションを受けると「 弱い人間が受ける 」というイメージは覆りますよね。むしろ逆だ、うん。
ま: 現状維持バイアスというのですが、「 変化しないのが一番楽 」「 現状が変化するのは怖い 」って思うのが人間なんです。面白いことに、生活レベルが上がるとわかっていても簡単には動きません。ね、自分と向き合うのって勇気いるでしょ。
――それが「 ほんっとに怖いんだから 」だ(笑)
ギーグが胎児の姿をしているのは・・・
ま: で、ずっと疑問だったんですけど、2戦目ってあくまのマシンのスイッチを『切る』でしょ? 入れるんじゃないんですよ。
――ほんとだ。強い悪になるならあくまのマシンのスイッチをONにしないと変ですよね?
ポーキー
「 ちょっとだけ「悪魔のマシン」のスイッチを切って見せてやろうか。おどろけよ! 」
ま: それによってどんどん「 ギーグの実態 」が見えてきますよね。あれは善悪のジャッジを辞めることをあらわしてるんじゃないかと思うんです。「 そんなことしちゃダメに決まってる!考えるまでもない! 」という前提を取り払うことをさします。「 人の悪口を言ってはいけない。そんなの当たり前じゃないですか。 」が本当にそうなのかをこの2戦目から向き合っていくんですね。
――善悪のジャッジ。
ま: そうです。昔なにかのタイミングでできた感情が価値観となって今の自分を苦しめています。思考停止させています。それは今の自分にはもう必要ないのにですよ。「 親や誰かにそう教わった 」「 ○○して怒られた 」「 ○○して褒められた 」「○○して傷ついた」がいまの自分の足を引っ張っている。
だから胎児の姿になっていくでしょ。あれは善悪のないまっさらな状態・無垢になっていくネスの心象風景でしょう。
――ギーグはよくみたら胎児になっているというあの都市伝説ですね・・・。なるほど。
ギーグのセリフは、こころの悲鳴
ま: 2戦目からギーグに攻撃できるのは自分を抑圧しよう、抑圧しようとする葛藤のように見えます。「 人の悪口言っちゃだめ! 」「 あの人にはあの人のいいところがあるはず! 」「 それを理解できない私の心が狭いのよ! 」
――社畜だったら「 最低3年いないとダメ! 」「 この会社で得られるスキルはきっとあるはず! 」「 僕ができないからだめなんだ! 」みたいな?
ま: そうそう。でもそれしんどいじゃないですか。いや、本人が辛くなかったらいいんですよ。でもガス抜きもたまにはしたいし、飲み会で「 つまんないやつ 」って言われるし、ってなったら、ねえ。
ま: だから一応ギーグにはダメージが通ります(一時的に抑圧できます)が、これでは倒すことはできません。
――たしかに。
ま: そんなふうに自分を必死で抑圧するから、「 自分自身 」であるギーグはネスに、こう言うんですよ。
「 チガウ・・・チガウ・・・」
「 ・・・・イタイ イタイ・・・・ 」
「 カナシイ・・・ 」
「 ・・・・・・トモダチ・・・ 」
「 ネスサンネスサンネスサンネスサンネスサンネスサンネスサンネスサン・・・ 」
――うわあ。。。
ま: めちゃくちゃ切ないでしょ?! 自分で自分を責めているから悲鳴をあげてるんですよ。ちょっと泣きそうになりません?
――あのトラウマセリフの中にはこんな意味があったんですね。「 自分を大事にしてあげよう 」ってこういうことなんですね。
ま: そうですね。「 ギーグは自分の力のあまりの強さで自分の人格さえ破壊してしまったのさ。とんでもない力の大馬鹿野郎さ!ギーグは! 」というポーキーのセリフ。言いかえると、「 思い込みで自分の行動パターンを変えられてしまったのさ。 」ですよね。それこそ考えすぎてる人・ブラック企業で働く人って、自分の精神・命さえ破壊してしまうわけです。
糸井「 もうね、ギーグのセリフとかね、作ってて、苦しくてさ、泣いたもの(笑)。」
ほぼ日「『MOTHER』の気持ち。 いちばん近くで、この不思議なゲームの話を聞く。」
答えは自分の内側に。
ま: じゃあどうやってギーグを処理するかって、ゲーム中ではポーラの「 いのる 」コマンドをつかうわけです。
――今までの仲間がネスたちのために遠いところから祈ってくれるあれですね。あれはどういうことなんでしょう?
ま: あれは許し(赦し)をこうてるんじゃないでしょうか。
――どういうことでしょう?
ま: 今まで出会った仲間からの「 人の悪口を言うことは必ずしも悪いことじゃないよ 」っていう承認です。つまり「 俺だって人の悪口ぐらい言うよ? 」「 私は君のいいとこ知ってるし 」「 あの○○って人、みんなから嫌われてるから、ムカついてんの君だけちゃうで~ 」みたいな。
――はいはい(笑)。それはだいぶ楽になりますね。わかるわかる。
ま: 楽になるでしょ。「 そう考えたら『○○してはいけない 』って別にそんなことないなぁ。」って。ネスは本当の自分に戻っていくんですよ。だけどそれだけではギーグは倒せない。あともう一歩! 最後はどうやってとどめをさすのか覚えてますか?
――えっと、ゲームのプレイヤーが祈って倒すんじゃなかったでしたっけ?
ま: ですね! コントローラーを持っている自分の名前が表示されて、ギーグを倒すんですね。これは「 ネスを操っている人 」イコール、ネス自身とするのがいいんじゃないでしょうか。
「 なんだ! 人の悪口を言ってもいいんだ! ガス抜きしていいんだ! 」と自分自身に許可をあたえるんですね。ここでのギーグの消滅は「 人の悪口を言うことは悪いこと 」(=○○してはいけない)という価値観が消滅したことを表しています。
「 ブラック企業を辞めていいんだ! 」「 愛想良くしなくていいんだ! 」「 太ってる私でもいいんだ! 」「 人に迷惑をかけていいんだ! 」「 エロくていいんだ! 」みたいな。
――善悪のジャッジがなくなったんだ。
ま: はい。だからポーキーさえ目の前からいなくなります。彼ももう「 敵 」じゃないので。
終わった・・・
— ねぎ太郎 (@negitarooooo) October 28, 2016
MOTHER2はほんとずっと楽しかったなあ☺️ pic.twitter.com/GxaVglWXNB
ま: またネスではなくポーラが祈るのがいいですね。
――どうしてですか?
ま: 自分のことは自分が一番わかりませんから。ネスが自分の力だけで自分を見ようとしても解決は難しいです。希望的観測がそこに入っちゃうので。だから我々のようなセラピストが本当の自分に戻るお手伝いをします。ポーラはセラピストですね。(ヒーラー?)
――そのポーラやジェフやプー、どせいさん、トニー。あとトンズラブラザーズ。フランクさん。そうそう、トンチキさん、ゲップーとかと出会うことで個性・多様性を知ったのかもしれませんね。
ま: それはネスにすごく影響を与えてそう。みんなONE PIECEみたいにキャラ濃いですもんね。だから、つまるところ、MOTHER2はありのままの自分を受け入れてあげる物語だったんですよ。
MOTHER・MOTHER2から、Eight Melodies、Pollyanna、Bein' Friends、Saturn Valley、フォーサイド(摩天楼に抱かれて)、Smiles and Tearsが演奏されます。
— MOTHER2 (@MOTHER2_bot) October 23, 2016
糸井氏がゲスト登場、タイトルや音楽に纏わる話が聞けます。 https://t.co/5fsfecxpYb
(全然違うかったら笑うwww)
やっぱりMOTHER2は最高!!
一個人の見解にすぎませんが、サイキックについて調べていくと思い込みのブレーキとか心理的なことに通じるんですよ。で、糸井さんっていう心の機微をとらえるスペシャリストが監修してるんで、制作過程にこういう意図が含まれていてもおかしくないと思っています。
また、ギーグのモチーフは、「 糸井さんが少年時代に映画館で成人向け映画を誤って見てしまったときに感じた心情 」なんだそうです。「 こんなものは見てはいけない 」という価値観。「 とんでもないものを見てしまった 」っていうトラウマ。少年の時の「 エロい 」は「 放火 」の次に重い罪ですからね。
MOTHER2を久々を久々にやりはじめた。 pic.twitter.com/ZkBmAdfK7h
— クボえもん (@sj_sh_sf) October 29, 2016
てなわけで今日はギーグの正体について考えてみました。そんなに悪いやつじゃなかったでしょ? むしろいじめてゴメンね。
誰の隣にもポーキーはいて、誰の心の中にもギーグはいる。
だから、
おとなも こどもも おねーさんも 。
あらためてこのゲームの深さを知ることができました。やっぱり名作ですよ。プレイしたことがない人は是非!おすすめです!
マニマニの悪魔はギーグが作った負の感情を増幅させるマシン。禅タロットのバグワン和尚の好きな映画「カラマーゾフの兄弟」に「神がいなければ、全てが許される」というセリフがあって気付いたので追記。偶像や概念を作ることでより人の善悪が強調・固定されることを表しているのかも。
この記事を踏まえて改めて雑魚敵を思い返すと、いろいろと考えさせられますね。
身につけた知識や経験から生まれた価値観という「敵」。
冒険が進むほど敵も強くなる。
その先で辿り着く、記憶が作り出したマジカントという精神世界と最深部にあるマニマニの悪魔。
その他にもいろいろと合点のいく設定やセリフがありますね。
新しい視点が得られてとても感慨深いです。
ありがとうございました。